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ユーザー獲得

レッスン 8

ペイド(有料)でのユーザー獲得

ペイド(有料)のユーザー獲得(UA)はオーガニックなUAと違い、本来コントロールができないチャネルをお金を払って利用します。一般的な例は、Facebook、Google検索、iOS App Storeなどに表示される広告です。

実のところ、どんなに優れたオーガニックUAを展開したとしても、何らかの形でペイドUAを行わない限り、熱心なユーザー基盤をそれなりの規模で構築するのは非常に困難です。比較的新しいパブリッシャーでまだ多くのオウンドメディアを持たず、とりわけ急速に規模を拡大したい場合、これは文字どおりお金を使った勝負になります。

  • ペイドUAの可能性:ペイドメディアを利用すると、直接コントロールが及ぶ範囲を超えて、高度にターゲティングされた多数のユーザーにアクセスできます。ペイドが提供するのは規模です。
  • ペイドUAの課題:一般的に、ペイド広告の信頼度は高くありません。コストもはるかに多くかかり、また膨大な労力が必要になることもあります。それでもアプリパブリッシャーの大多数は、特にアプリをローンチする際に、ペイド広告を利用しています。

ただし、UAに万能なアプローチは存在しません。テストをして、効果をトラックし、変更を加える作業を繰り返すことで、質の高いユーザーを呼び込む方法を見極め、支出を最適化できるようになります。次のセクションでは、さまざまな種類のペイド広告を見てみましょう。

ペイド広告の種類

アプリの広告に利用できるフォーマットは数多く、それぞれに可能性と課題が存在します。どのようなメディアミックス(新規ユーザーへのリーチに利用するチャネルの組み合わせ)が自社のアプリ、ターゲットオーディエンス、予算、UAの目標に適しているかを判断するには、ある程度の試行錯誤が必要になります。

バナー広告

バナー広告は最も一般的なペイド広告のフォーマットで、リンクを含む静的な画像をウェブサイトやアプリ内に表示します。

  • バナー広告の可能性:バナー広告は、コスト、表示方法、および表示場所をコントロールできる柔軟性に富んでいます。バナー広告がこれほどよく用いられる理由は、モバイル世界のほぼどんな場所にでも簡単に配置できるためです。
  • バナーの広告の課題:ユーザーが比較的無視しやすいほか、誤ってクリックされる傾向があります。

インタースティシャル広告

インタースティシャル広告は、出稿先アプリのインターフェース全体を覆うように表示される全画面広告です。通常は、あるアクティビティから別のアクティビティに移るときや、ゲームのステージが変わるときなど、アプリ利用の流れで自然に画面が切り替わるタイミングで表示されます。

  • インタースティシャル広告の可能性:ユーザーの注意を引くようにできているため、ユーザーはその広告を確認したうえで何らかの操作をすることが必要になります。
  • インタースティシャル広告の課題:押し付けがましい広告だと思われ、ユーザーに嫌われるリスクがあります。

ネイティブ広告

オンラインメディアに記事や動画といったコンテンツの形で表示される広告です。メディアの独自コンテンツのように見えますが、実際には広告主からお金をもらって提供しているもので、製品やサービスの宣伝を目的としています。

  • ネイティブ広告の可能性:ユーザーがすでに消費しているコンテンツに溶け込んでいるため、さらに詳しく知りたいという気持ちを喚起します。
  • ネイティブ広告の課題:この種のコンテンツがここ数年で増えているため、ユーザーが広告と気づいて避ける傾向が強まっています。

動画広告

動画広告は人を引きつける力があり、パブリッシャーにアプリの主要な機能を紹介するチャンスを提供しています。アプリ内動画広告は、2020年に133億ドルの収益を上げると予想されており、すでにそこへ向かって順調な成長を遂げています。現在の動画広告は主に、リワード動画(ユーザーが視聴した報酬としてアプリやコンテンツにアクセスできるもの)とスキッパブル動画の2種類が提供されています。

  • 動画広告の可能性:多くの調査結果が、動画は静的画像に比べてはるかにクリックされやすいことを示しています。さらに重要なことに、動画広告は生涯価値(LTV)の高いユーザーをもたらします。これは、ユーザーがアプリのことをより明確に理解してからダウンロードするため、リテンションが向上することが理由です。
  • 動画広告の課題:多くのユーザーが音声をオフにしています。また、動画広告は制作コストが高くつくことがあります。ただし、価値の高いユーザーを引きつけられれば、このコストは相殺されます。

インセンティブ広告

インセンティブ広告は、アプリのインストール、ユーザー登録、アンケートへの回答といった特定の行為と引き換えに、ユーザーに対し製品の割引やゲーム内アイテムなどの報酬を提供するものです。

  • インセンティブ広告の可能性:高い反応が得られるうえ、その反応率を直接測定できます。
  • インセンティブ広告の課題:ユーザーはそのアプリを利用したいという自然な動機に乏しいため、長期のユーザーになりにくい可能性があります。

パートナーシップ

広告を目的としたパートナーシップとは、相手のオーディエンスを自社アプリに呼び込むことを目的に、他のブランドやインフルエンサーと提携することです。パートナー候補を見つける方法の1つが、ターゲットオーディエンスのアプリの重複利用を調べることです。

  • パートナーシップの可能性:自社アプリを気に入ってくれそうなユーザーを呼び込む優れた手段になる可能性があります。
  • パートナーシップの課題:パートナー候補を評価するのに、時間や調査が必要になります。また、提携の条件を細かく取り決める必要があります。

Hyundaiは、人気テレビドラマ『ウォーキング・デッド』と提携して、最新エピソードに自社の車を登場させました。その後、このドラマをテーマにしたアプリをリリースしたところ、そのアプリは自動車カテゴリーでトップに躍り出ました。このように、一見すると意外なパートナーシップであっても、ちょっとしたクリエイティビティを発揮することで、新しいオーディエンスにアプリを提示することができるのです。

また、お互いに何かを提供しあう形でパートナーシップを結ぶこともできます。たとえば、あるデータセキュリティアプリは、データセキュリティ関連のメディアと提携し、メディアに記事を提供する代わりに、アプリへのリンクを掲載してもらっています。

A/Bテストを欠かさない

アプリストア最適化のセクションで取り上げたクリエイティブと同じように、最適なリターンを得るには、広告を継続的にテストする必要があります。A/Bテストも、広告クリエイティブの鮮度を保つ手段の1つです。同じ広告を何度も繰り返し表示しても、潜在ユーザーがその広告をクリックしてくれることはまずありません。

また、どのような種類のキャンペーンを実施する場合であっても、短期集中型キャンペーンと段階的キャンペーンのメリットとデメリットを検討することをおすすめします。この点について詳しくは、App Annieのユーザー獲得ガイドブックをご覧ください。

補講:UAキャンペーンを計画、開始、測定し、キャンペーンを成功に導きましょう。App Annieのガイドブックをダウンロードして、自社アプリに最適なユーザーを獲得する方法を学んでください。

 

学習を続ける

適切なユーザーにリーチできる適切なネットワークを選ぶことが、キャンペーンの成功を大きく左右します。次は、その方法を詳しく学びましょう。

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