レッスン 2

アプリをビジネスに合わせる

アプリ市場には固有の課題やチャンスがありますが、アプリをより大きなビジネス目標に合わせて調整することが必要になります。

たとえば、実店舗型の小売業者であれば、最終的に顧客を店舗に呼び込むようなアプリを求める可能性が高いでしょう。メディア企業なら、ユーザーができるだけ頻繁にコンテンツを視聴したくなるようなアプリを求めるでしょう。リテールバンクであれば、銀行取引を容易にして顧客ロイヤルティを高めると同時に、顧客サービスにかかるコストを節約できるアプリを求めるのではないでしょうか。

どのような業種においても、アプリは収益の増大とブランドロイヤルティの向上に役立ちますが、そのためには、アプリとビジネス目標が合っていることが前提となります。 たとえば、実店舗型の小売業者が流行の拡張現実モバイルゲームをリリースしたとしましょう。しかし、そのアプリが客足や売上の増加につながらなければ、アプリとビジネス目標が合っていないことになり、時間や労力、お金の無駄になってしまいます。

新学期シーズンを迎えるにあたり、Searsはインタラクティブゲームの人気に乗じて、アプリ内でゲームを提供しました。 これは店内でお買い得品を探したり、ユーザーの嗜好に合わせたクーポンや特典を受け取ったりするゲームで、顧客に魅力的で楽しい体験を提供しただけでなく、Searsの本業に直接的なメリットをもたらしました。

ビジネスに役立ち、ビジネスを拡大できるようなアプリを設計するには、次の2つの基本的な質問に答える必要があります。

  1. ユーザーや顧客のためにどのような問題を解決できますか?
  2. このアプリでビジネスにどのような効果をもたらしたいと思いますか?

この2つは基本的な質問かもしれませんが、効果的なアプリを設計するためのポイントです。この質問に答え、一致する部分を見つけることが、アプリのコアバリュープロポジションや機能の決定に役立ちます。

The Home Depotのアプリは、同社によくある巨大店舗を顧客が効率的に回れるように、ユニークな機能を備えています。 たとえば、ユーザーのGPSと位置情報サービスがオンになっていれば、このアプリが顧客のいる店舗を検知し、商品探しに役立つ店舗固有の特別メニューを提供します。

ビジネス目標をサポートする便利で効果的なソリューションを提供することで、今起こっている現実の問題を解決しましょう。それこそがアプリの目標であり、戦略の基本です。

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次のレッスンでは、サイコグラフィックスやユーザー像の明確化など、ユーザー属性の基本について説明します。

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