レッスン 1

アプリ戦略が必要な理由

アプリ市場の基本が理解できたところで、アプリの設計という楽しい分野について学びましょう。

自社アプリを世界に送り出すことに胸を躍らせるあまり、しっかりとした戦略を立てずにアプリの開発と発売を急がないように注意してください。アプリを取り巻く環境は独特であるため、PCやモバイル上のサイトやそれらの戦略をそのままアプリに移したとしても、長期的な成功にはつながりません(それどころか成果を1つも得られない場合さえあります)。

アプリ市場の機会を真に活用するには、モバイル環境に適したアプリデザインと販売戦略を考案する必要があります。

機会をSMART目標に変える

ブランドや企業はアプリを通じてかつてないほど直接的な形で顧客とつながることができます。そのつながりは文字通り、手のひらの上でできるブランド体験を意味します。このつながりを高いロイヤルティや有益な絆に変えることが、アプリ・パブリッシャーの究極の目標です。

ユーザーは、生活を便利にする、退屈を紛らわせる、情報を得る、つながりを持つなどのさまざまな理由でアプリを利用しますが、成功するアプリに共通しているのは、ユーザーと深く長期的な関係を実現するための高度な戦略があることです。 これを実現できれば、アプリのビジネス目標の達成に向かって大きく前進することになります。

ただし、激しい競争の渦中にアプリを投入する前に、成功のための土台作りをする必要があります。アプリの長期戦略を立てることは、既存の業界に新風を吹き込むようなアプリを見極めることより大変です。

そこで、できる限り具体的な目標を定めることをお勧めします。これに役立つフレームワークの1つがSMARTビジネス目標です

S — Specific(具体的)
M — Measurable(測定可能)
A — Attainable(達成可能)
R — Realistic(現実的)
T — Timely(タイムリー)

この5つの特性に基づいてすべての目標を選別することで、市場のニーズに合った目標や、より大きなビジネス目標に向けて成果を直接測定できる目標を絞り込むことができます。

たとえば、ブランド認知度を高めるにはアプリが必要であることを認識していたとしても、企業が成功するには極めて明確なビジョンとロードマップも必要になります。認知度の向上に最も役立つのはどのような機能でしょうか。認知度はどのような指標で測定すればいいでしょうか。成功の見込みがあるでしょうか。また、どのくらいの期間で成功できるでしょうか。これらの質問に答えることができれば、高度なアプリ戦略が手の届くところまで来ていることになります。

SMART目標であろうと、その他の役に立つフレームワークであろうと、重要な点は、成功がどのようなものか明確に定義すること、現実的なビジョンを確保すること、そしてその成功に向けた進捗状況を測定できるシステムを整備することです。

このトピックでは、市場を明確にする方法、ターゲットユーザーを検討する方法、中心的なメッセージを強化する方法、アプリを目立たせるような機能を選択する方法について説明します。

では始めましょう。

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次のレッスンでは、アプリを直接的なビジネス目標に合わせることの重要性について検討します。

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