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ブラックフライデー、サイバーマンデー、独身の日:2017年の3大モバイルショッピングデーを振り返る

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アプリ利用時間ではブラックフライデーが新記録を出したものの、ダウンロード数と取引額では独身の日に軍配が上がりました。

 

2017年のブラックフライデーは米国で新たな記録を打ち立てましたが、モバイルショッピングの主役の座を奪ったのはサイバーマンデーでした。同年のサイバーマンデーは、米国で初めてモバイルショッピングの収益が20億ドルを突破した日となり、2016年のブラックフライデーが記録した1日のモバイルショッピング収益10億ドルの倍額をたたき出しました。

しかし世界規模で見ると、ブラックフライデーとサイバーマンデーの両方を軽く凌駕したのが、2017年の中国の「独身の日」です。中国において11月11日は独身の日と呼ばれ、消費者が自分に贈り物を買うことを推奨されます。同年の独身の日はオンラインショッピング最大の注目を集め、取引額253億ドルの新記録を出し、そのうち90%の取引がモバイル経由でした。ブラックフライデーは引き続き、米国や英国を含む欧米諸国最大のショッピングシーズンの中心日となっています。

これらの特別なショッピングデーがもたらすチャンスは非常に大きいため、小売業者はホリデーシーズンに成功を収めるためのアプリ戦略を入念に検討し、新規ユーザーの獲得と既存ユーザーの再エンゲージを得て、利益を上げることが重要です。すべてのユーザーは潜在顧客であり、彼らにとって最もプライベートなネット接続端末であるモバイルを介してリーチすることが可能です。

 

ショッピングアプリ世界ダウンロード数トップは独身の日

 

独身の日、ブラックフライデー、サイバーマンデーはいずれも、企業がアプリのダウンロード数を増やし、モバイルショッピングの顧客基盤を拡大し、ひいては収益を伸ばす上で重要な日です。米国ではこの3日とも良好な結果を残し、中でも独身の日は、11月28日現在のiOSとGoogle Playを合わせたショッピングアプリの日次ダウンロード数で1位になりました。2017年の独身の日は、ダウンロード数がこの日だけで270万件を超えています。ブラックフライデーは1%の僅差で2位につけました。

独身の日とその前後数日間は、中国、英国、米国、および全世界のショッピングアプリ日次ダウンロード数ランキングでほぼ1位か2位を占めました。注目すべきは、独身の日前後の期間に米国と英国でダウンロード数が急増しており、Alibabaの「独身の日」セールが世界に拡大していると見て取れる点です。

 

 

Alibabaは2017年の独身の日を通じて、米国でのユーザー基盤を大幅に増やすことに成功しました。独身の日には、AliExpressのダウンロード数だけで、米国のiOSとGoogle Playを合わせたショッピングアプリダウンロード数トップ10の50%を占め、また同日2位に入ったアプリを300%も上回りました。ブラックフライデーには、Amazonのダウンロード数も同様の動きを見せたものの、Amazonは米国ではすでに大きなダウンロード基盤を有しているため、2位以下との差はそこまで大きく開きませんでした。

 

ブラックフライデーのショッピングアプリDL数ではAmazonが首位

 

ブラックフライデーには、Amazonだけで米国のiOSとGoogle Playを合わせたショッピングアプリダウンロード数全体の20%を占めました。これは同日2位につけたアプリの日次ダウンロード数を30%上回っています。また、英国のブラックフライデーにおいてもAmazonがダウンロード数トップに立ちましたが、ダウンロード数の伸び率ではJD Sportsが際立っています。同アプリのブラックフライデーにおけるiOSとGoogle Playの合計ダウンロード数は、前週金曜日の4倍に上りました。

 

 

 ブラックフライデーの週はショッピングアプリ利用時間が米国で最高に

 

独身の日は、米国で過去最高のショッピングアプリダウンロード数を記録しましたが、アプリの利用時間では、ブラックフライデーの週がトップに立ちました。

2017年のブラックフライデーの週(11月19~25日)に、米国の消費者がショッピングアプリを利用した時間は、Androidフォンだけで4700万時間を超えました。これは直前4週間を平均した週当たり利用時間から45%の増加となります。また、英国の消費者がブラックフライデーの週にショッピングアプリを利用した時間は、Androidフォンだけで600万時間を超えており、こちらは直前4週間の平均利用時間から25%増となりました。

またこの週、AmazonのAndroid版アプリの利用時間は、米国におけるショッピングアプリ利用時間トップ10全体の55%を占めました。しかし英国では、eBayがAndroidフォンにおけるショッピングアプリ利用時間トップ10全体の45%を占め、Amazonのアプリは次点で35%でした。

 

 

ブラックフライデーとサイバーマンデーはここ数年、11月全体に影響力を発揮するようになっています。また2017年は独身の日によって、米国と英国のホリデーシーズン開始が一層早まりました。アクティブユーザーとユーザーエンゲージメントを獲得することで、ブラックフライデーとサイバーマンデーの影響は12月全体にも拡大することが予想されます。その結果、12月全体、さらには新年に入っても収益を上げる機会が増加します。

モバイルは小売業者が成功するための武器であり、商品を調べるところから始まって、クーポン、ロイヤルティプログラム、そして最終的な購入へと至る買い物客のジャーニーの全段階に影響を及ぼします。ホリデーシーズン商戦のスタートが早まり、かつモバイルショッパーへの影響が持続する時期も後ろへ延びていることから、小売業者は2017年のブラックフライデーの結果を振り返って分析し、2018年に入っても新規ユーザーから利益を上げ、さらに来年のホリデーシーズンの準備を整えるための参考にすることが不可欠です。

 

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2017 M12 10

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