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2018年第2四半期:全世界アプリダウンロード数は前年比15%増、消費支出は20%増

App Annie

2018年第2四半期も消費者のアプリ移行が進み、アプリのダウンロード数と消費支出は過去最高を記録しました。

2018年第2四半期、またしてもアプリの全世界ダウンロード数と消費支出が新記録を打ち立てました。記録更新となった2018年第1四半期をさらに上回り、iOSとGoogle Playを合計した全世界ダウンロード数は前年同期比15%増となる284億件超を記録しました。初回インストールのみを集計した数字であり、アプリの再インストールやアップデートは含んでいないことを考えると、このダウンロード数はいっそう驚異的です。さらには、同消費支出も四半期単位で過去最高を記録し、前年同期比20%超の増加率で185億ドルとなりました。

Google Play、ダウンロード数でiOSとの差を大幅に拡大

Google Playの2018年第2四半期の全世界ダウンロード数は、前年比20%増の200億件超を記録し、iOSとの差を25ポイント拡大して160%としました。

近年のGoogle Playの傾向どおり、前年からのダウンロード数の伸びを最も牽引したのはインドで、ダウンロード数とダウンロード数における市場占有率でともに最大の増加率を示しています。インドネシアもGoogle Playのダウンロード数の伸びに大きく貢献しました。一方のiOSでは、米国、ロシア、サウジアラビアが前年比で最もダウンロード数を伸ばしました。

カテゴリー別にみると、「ゲーム」「動画プレーヤー&エディタ」「スポーツ」アプリが、Google Playにおける前四半期からのダウンロード数の伸びを牽引しました。一方のiOSでは、スポーツアプリの影響がさらに顕著で、スポーツアプリはiOSにおける全世界ダウンロード数の増加に最も貢献しました。その後に「ファイナンス」と「旅行」アプリが続いています。

スポーツアプリがiOSとGoogle Playの両方で世界的にダウンロード数を伸ばした背景には、2018 FIFAワールドカップ(2018年6月14日開幕)の影響があります。世界中のサッカーファンがモバイル端末で試合のライブストリーミングを視聴し、スタッツをチェックし、ソーシャルメディアにコメントを投稿したワールドカップは、アプリマーケターにまたとない機会を提供しました。ワールドカップの最初の3週間(2018年6月10~30日)に、米国のAndroidフォンにおける利用時間でスポーツカテゴリーの上位10位を占めたアプリのうち、ユーザーがワールドカップの試合をモバイルのライブストリーミングで視聴したことを示すユーザーあたりの平均メガバイト数では、Telemundo DeportesFOX Sports GOFOX Sportsがそれぞれ1~3位となっています。この3本のアプリは、直前の3週間では圏外でしたが、上記期間中に利用時間トップ10に躍り出ました。イギリスでは、同じくワールドカップの最初の3週間にAndroidフォンにおける利用時間でスポーツカテゴリーの上位10位を占めたアプリが、合計600万時間を超える利用時間を記録し、これは直前の3週間との比較で65%増の数字です。

消費支出はiOSが依然としてアプリストアのトップ

iOS App Storeの全世界消費支出は、前年比で20%増を記録しました。アプリはわれわれの生活の中心となり、高いウォレットシェアを占めるようになっています。

カテゴリー別にみると、スポーツアプリはiOSにおける前四半期からの消費支出の伸びに重要な役割を果たしました。2018年第2四半期のスポーツアプリは、前四半期比で消費支出額の増加率が3番目に大きく、また消費支出における市場占有率でも3番目の増加率を示しています。なお、iOSの消費支出額と消費支出における市場占有率では、いずれも「エンターテインメント」と「仕事効率化」アプリが1位と2位の前四半期比増加率を記録しました。スポーツとエンターテインメントアプリでは、ともにストリーミングコンテンツのアプリ内サブスクリプションが消費支出の伸びに大きく貢献しました。一方のGoogle Playでは、ゲームと「ソーシャルネットワーク」「音楽&オーディオ」が、前四半期比で消費支出額をに最も大きく伸ばしました。ソーシャルネットワークと音楽&オーディオは、消費支出における市場占有率の前四半期比増加率でも1位と2位につけています。

注目すべきは、iOSとGoogle Play両ストアの消費支出における市場占有率の前年比増加率で、すべての地域が国別ランキングの上位に入っていることです。これは、アプリが真にグローバルな影響力を持ち、全世界の消費者に価値を提供していることを示しています。Google Playでは、韓国、米国、ドイツが、2018年第2四半期の消費支出における市場占有率の増加率で上位3位を占めました。iOSでは、米国、台湾、イギリスが同増加率のトップ3となっています。

モバイルの影響力は、ほぼすべての国と業界において明らかです。2018年下半期も引き続きアプリがいかに消費者の生活に占める範囲を拡大し、またその過程でアプリストアの記録を塗り替えていくかが注目されます。

モバイルの影響力は、ほぼすべての国と業界において明らかです。2018年下半期も引き続きアプリがいかに消費者の生活に占める範囲を拡大し、またその過程でアプリストアの記録を塗り替えていくかが注目されます。

2018年第2四半期のアプリとゲームのダウンロード数および消費支出トップランキング

2018年第2四半期におけるアプリとゲームのトップランキング、ならびに第1四半期からの変化を見ていきましょう。シンプルなゲームプレイが特色のVoodooのゲームHelix Jumpが、iOSとGoogle Playを合計した全世界ダウンロード数でゲームのトップ10に食いこみ、2018年第2四半期の1位となりました。また、2018年第2四半期には動画共有ソーシャルネットワークが躍進し、Tik TokMusical.lyKwaiが新興市場での人気を追い風に全世界ダウンロード数を大きく伸ばしました。一方の消費支出では、Pokémon GOが2018年7月5日のローンチ2周年を目前に顕著な伸びを見せています。非ゲーム系アプリでは、YoukuがiOSとGoogle Playを合計した全世界消費支出で初の四半期トップ10入りを果たしました。これにはワールドカップ試合のライブストリーミングが貢献した可能性が考えられます。ほかにはQQがトップ10に返り咲きました。

 

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2018 M07 23

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