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プロダクトマネージャーに役立つデータ

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高い目標、厳しい締め切り、限られたリソースと、デジタルプロダクトマネージャーは多くの課題を抱えています。そこで、注目すべきはモバイルです。

モバイルアプリがプロダクトマネージャーに必須である理由

消費者のモバイル化は明らかで、現在、1日に平均3時間近くをモバイルアプリに使っています。アプリ市場で成功するために分析が必要な主な指標を紹介するApp Annieの「役立つ指標」シリーズ。第1回の今回は、特にデジタルプロダクトマネージャーに欠かせない重要業績評価指標(KPI)を取り上げます。

プロダクトマネージャーは、デジタルプロダクトにかけられる時間もリソースも限られており、「モバイルアプリにどれだけ割り当てればいいのか」と自問していることでしょう。App Annieは、この根本的な問いに答えを出すための最適なパートナーです。最も信頼できるアプリ市場データを誇る業界リーダーとして、最高のプロダクトを構築するお手伝いをします。

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モバイルアプリは、プロダクトマネージャーの成功に欠かせない大きなチャンスを生み出しています。モバイルアプリが最終損益に有効だという認識は、非テクノロジー系の企業の間でも広がっています。例えば、 StarbucksのCFOであるScott Maw氏は先日、「我々の既存店ベース収益の増加は、デジタルでつながっている顧客と、スターバックスリワード(Starbucks Rewards)プログラムに参加している顧客によるものがほぼすべてだ」と述べていました。

 

注目すべきは、顧客と小売業者のやり取りの頻度が、モバイルアプリだとモバイルウェブの2.8倍に及ぶことです。飛行機の予約、シャツの購入、次の食事の注文など、目的は異なれど顧客がアプリを開く1回1回は、潜在的な購入の機会です。そして、モバイルは機会を増大させる単なる選択肢ではありません。顧客のエンゲージメントを維持したりマネタイズに至る道を増やしたりするために欠かせないチャネルでもあります。テクノロジー系も非テクノロジー系も関係なく、業界を問わずすべての企業にアプリは大きな可能性を示しているのです。とはいえ、アプリがあればすべての企業が恩恵を得られるわけではありません。成功を収めるのは、アプリ戦略をきちんと構築し、しっかり実行している企業であり、そうでない企業は取り残されたりさらに悪い結果になったりする危険があります。

 

時間:アプリ市場の基本通貨

 

アプリの総利用時間は、アプリ市場における成功の重要指標です。ほとんどのカテゴリーで、顧客のエンゲージメントの度合いや顧客がアプリから得ている価値を示しています。総利用時間は、大きく2つの要素に分解できます。獲得しているユーザー数と、各ユーザーがアプリを使っている時間です。アプリの動向把握や競合アプリとの比較には、アプリの利用時間を継続的にモニターすることが重要です。

アプリの利用時間の分析方法

 

では、ある事例を企業Cの立場から考えてみましょう。企業Cは、自社アプリの総利用時間を他社と比較して分析しています。以下の図にあるように、同社のアプリの利用時間は、この1年で増加しました。しかし、企業Dに追い抜かれたため、市場シェアは前年の22%から18%に下落しました。

この原因を知るために、月間アクティブユーザー数(MAU)に目を向けてみましょう。MAUは、1カ月にアプリにエンゲージした人の数を測定するのによく使われる指標で、総利用時間の計算に必要な要素の1つです。以下のグラフからわかるように、企業CのMAUはこの1年で35%増加しました。しかし、直近の5カ月は、企業Dがはるかに高い増加ペースを記録し、企業Cを追い抜いています。

MAUに続いて重要なのは、総利用時間の計算に欠かせないもう1つの要素である、ユーザーあたりの平均利用時間を調べることです。以下の図にあるように、企業Cはユーザーあたりの平均利用時間も延びており、2018年3月には前年比20%の増加を記録しました。一方、ライバルの企業Dは、同じ期間の増加率が企業Cより低く、後れを取っています。

企業Cは、MAUとユーザーあたり利用時間は増えてるものの、総利用時間は企業Dに抜かれていることから、引き続きアプリのパフォーマンスが課題です。そして、総利用時間の計算に必要な2つの基本要素を企業Dと比べた結果、特に注意すべき指標がMAUであることに企業Cは気づきました。MAUの増加率の低さは、ユーザーの獲得と維持に問題がある可能性を示しています。しかし、リソースには限りがあるため、企業Cがアプリの総ユーザー数を増やして市場シェアを挽回するには、リソースの割り当てを慎重に行う必要があります。

では、アプリの総利用時間に問題が起きている場合に、プロダクトマネージャーが実行できる対策を見てみましょう。

 

 

アプリの総利用時間が減少し始めた場合にできる対策

 

  1. MAUが減少したり、他社に追い抜かれたりした場合:
    • 自社アプリと他社アプリの評価とレビューを調べてユーザーの反応を比較し、自社アプリに欠けている機能やうまく提供できていない機能を特定します。
    • 自社アプリのリテンション率を、同じ業界の別のアプリと比較します。自社アプリが新しいユーザーをうまく獲得できていない場合は、アプリの特徴や機能、そしてアプリに慣れてもらうオンボーディングの段階を評価し、継続利用の拡大を図るべきかもしれません。
    • 再エンゲージメントやユーザー獲得のためのキャンペーンを実施しましょう。これには、プッシュ通知、友人や家族を紹介したユーザーへの特典の提供、ターゲット広告などが考えられます。
  2. ユーザーあたりの平均利用時間が減少したり、他社に追い抜かれたりした場合:
    • アプリの習慣的な利用を促すため、継続利用者に特典を提供したり、アプリの機能を最適化して、セッション数やセッション時間を増やしたりましょう。
    • アプリのパーソナライズ機能を最適化し、よりユーザーに適したコンテンツや製品を提供しましょう。
  3. 市場シェアを競合アプリに奪われた場合:
    • 上記の例で説明した方法で、主要な指標を競合アプリと比較しましょう。アプリの利用時間、MAU、ユーザーあたりの平均利用時間を評価するだけでなく、セッション時間やセッション数も詳しく調査します。
    • 競合他社の評価とレビューのデータを調査し、どのようなキャンペーン、機能、プロモーションが高い評価を受けているのかを把握しましょう。
    • 自社アプリと競合アプリの重複利用を分析します。マーケティングパートナーと連携し、競合アプリに近いユーザーをターゲットにしましょう。

 

App Annieがアプリ市場のパートナーとして信頼される理由

 

業界で最も正確で、信頼性が高く、包括的なApp Annieのアプリ市場データは、100万を超えるユーザーに利用されています。App Annieのデータには、次のような独自の強みがあります。

 

全体像を把握できる:
アプリのパフォーマンスを評価するにあたって重要なのは、個別の指標ではなく、全体像です。ある1つの指標は、必ず別の指標に影響を与えます。マーケティング、機能、ユーザーの反応など、あらゆる要素がアプリの成功に影響を与える可能性があるのです。App Annieは、あらゆるカテゴリーと国にまたがる業界で最も包括的なデータセットを、独自の指標とともに提供しています。また、ダウンロード、収益、リテンション、アプリの重複利用、セッション、起動率、アクティブユーザー数など、さまざまなKPIを利用して、モバイルの全体像を明らかにしています。

 

確かなデータを入手できる:
最終損益に影響を与えるような意思決定を下すには、幅広く、詳細で、かつ正確なエンゲージメント指標が欠かせません。App Annieの製品は、150以上の国にまたがる確かなエンゲージメントデータを提供し、7つの言語をサポートしています。また、100万本を超えるアプリ、大規模な消費者パネル、主要な広告ネットワークなどから収集した匿名データを、データソースとして利用しています。大量のデータポイント、幅広いデータソース、200名を超える研究開発スタッフ、常に進化するデータサイエンスを活用し、他の追随を許さない正確なデータを提供して、お客様の適切な意思決定を支援しています。

 

自動化され、利用しやすい:
App Annieは、時間とリソースの不足に悩まされているプロダクトマネージャーを支援します。当社のアラートはメールやSlackで送信され、カスタマイズもできるため、アプリや市場のパフォーマンスに重大な変化が起こったことを、誰よりも早く知ることができます。また、iOSGoogle Playに対応したモバイルアプリを外出先から利用できるため、どのような場所にいても、自社のビジネスに最適なアプリを企画、開発、販売できます。さらに、ウェブ、モバイルアプリ、CSVエクスポートファイル、APIを利用して、アプリのデータやインサイトをまとめて入手できます。

 

プロダクトマネージャーに役立つ重要指標を紹介する本シリーズの続編も、どうぞご期待ください。

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2018 M06 5

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