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変化するロンドンのライドシェア市場で躍進する「Ola」

App Annie

Uberが営業許可失効をめぐって控訴しているロンドンで、Ola Cabsが始動。Olaの売りはGuardianやStart Codeといった安全運転技術や機能です。

インド発のライドシェア(相乗り)アプリOla Cabsが、英国でのプレゼンスを拡大すべく、2020年2月10日にロンドンにてサービスを開始しました。一方でUberは現在、ロンドンにおける営業許可の失効をめぐって控訴しています。英国のライドシェア市場ではすでに、Bolt(Taxify)FREE NOWKaptenを含む多数のアプリが存在し競争を続けています。

ロンドン交通局(TfL)は2019年11月、Uberロンドンにおける営業許可を失効を決定しました。TfLは2017年にUberの営業許可を無効にしたものの、2度にわたって一時営業許可で猶予を与え、2度目の延長が2019年11月に期限を迎えました。Uberは現在この決定に控訴しており、判決が下されるまではロンドンで営業を継続することが認められています。

英国におけるライドシェアアプリの月間アクティブユーザー数(MAU)ランキング(iPhoneとAndroidフォンの合計)で、2019年に6位だったOlaは、2020年1月に4位へと躍進しました。2019年、英国におけるライドシェアアプリ上位10位のセッション数(Androidフォンのみ)は5億回を超えましたが、これは2018年から20%の増加です。

一方で、複数市場を分析すると、英国のライドシェア市場が相対的に過密傾向にあることが分かります。

Ride-Sharing Market Opportunity Analysis

Olaは母国インドの市場でもUberが競合です。Ola Cabsはインドで2019年、ライドシェアアプリのMAUランキングで首位に立ちました。

Top Ride-Sharing Apps - MAU - India

Olaの売りは安全運転技術や安全を担保する機能です。たとえば、Guardianは不規則な車の動きを検知すると安全性チームに警告を発します。また、Start Codeは、安全性を向上させる取り組みとして、走行を開始する前にドライバーと乗客の双方に4桁の暗証番号を入力するよう求めます。さらに、Olaはユーザーに最大25ポンドのクーポンを提供する一方で、ドライバーからの手数料を無料とする取り組みをしています

Uberは依然として英国でライドシェアアプリ首位を確保

2020年1月、英国におけるライドシェアアプリのダウンロード数とMAUの両方(iOS App StoreとGoogle Playの合計)で、Uberは依然として首位でした。ただし、Olaによるロンドンへのアグレッシブな参入はおそらく、Uberだけではなく、ロンドンでライドシェアを展開するすべての競合アプリにインパクトを与えることでしょう。

ライドシェア市場とモバイル市場全体についてさらに詳しく知りたい方は、以下から『モバイル市場年鑑2020』のレポートをご覧ください。

 

 

2020 M03 31

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