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アプリストアダウンロード数と消費支出、2018年第1四半期にまたも記録更新

App Annie

2018年第1四半期はiOSのダウンロード数とGoogle Playの消費支出が堅調な伸びを見せ、両指標におけるストア間の差が縮小しました。

2018年第1四半期はこれまでのアプリ市場で最も好調な四半期となり、2017年第4四半期の記録を消費支出とダウンロード数ともに塗り替えました。iOSとGoogle Playを合計した全世界ダウンロード数は前年同期比10%超の増加となる275億件に達し、四半期単位で過去最高を記録しました。また同消費支出は、前年同期比22%増の184億ドルとなりました。

 

いずれも驚異的な数字ですが、特にダウンロード数は初回インストールのみを集計しており、アプリの再インストールやアップデートは含んでいません。また消費支出のほうも、有料アプリ、アプリ内購入、およびアプリ内サブスクリプションによるiOSとGoogle Playの収益のみを対象としています。しかし実際には、アプリ市場が獲得している収益はそれよりはるかに多く、サードパーティーのAndroidストアやmコマース(ライドシェアリングやショッピングなど)、アプリ内広告を通じた収益が含まれます。

iOSとGoogle Playの配信アプリは2018年第1四半期末の時点で620万本を超え、アプリが消費者生活のほぼすべての側面で利用されていることは明らかです。これは消費者行動からも顕著で、平均的なスマートフォンユーザーは1日3時間近くアプリを利用し、また月40本近くのアプリにアクセスしています。

 

iOS、ダウンロード数でGoogle Playとの差を縮める

 

2018年第1四半期は、Google PlayとiOSのダウンロード数にとって記録破りの四半期となりました。Google Playのダウンロード数は192億件、iOSは82億件を突破し、iOSはGoogle Playとの全世界ダウンロード数の差を前四半期比で10ポイント縮めました。

 

 

ショッピングアプリは2018年第1四半期、両ストアのダウンロード数における市場占有率を前年同期比で大きく伸ばしました。小売業界は引き続きアプリへの移行が進んでおり、eコマースと従来型のいずれの小売業者も、モバイルアプリで買い物がしたいという消費者のニーズに応えて、自社のモバイルショッピング体験の強化に取り組んでいます。小売業者がモバイルを成功の基盤とする新たなショッピング環境に適応するのに伴い、今後もこの傾向が続くとApp Annieは予測しています。

ゲームは、両ストアの前四半期からのダウンロード数増加を大きく牽引しました。PUBG MobileFortniteで人気となったバトルロイヤル系ゲームの躍進など、モバイルゲームの大きな変化がユーザーを引きつけた形です。

米国、ロシア、トルコは、iOSのダウンロード数における市場占有率で、大きな前年比増加率を記録しました。また予想通り、Google Playのダウンロード数における市場占有率で、特に大きな前年比増加率を示したのは新興市場でした。なかでもインド、インドネシア、ブラジルは増加率上位3カ国となり、2年前からこの傾向が続いています。   

 

Google Play、消費支出を記録的に伸ばす

 

Google Playは2018年第1四半期、iOSとの全世界消費支出の差を前四半期比で10ポイント縮め、両者の差は2016年第1四半期以来最小となりました。Google Playの2018年第1四半期の消費支出は前年同期比25%増を記録したのに対し、iOSは同20%増でした。それでもなお、iOS App Storeの全世界消費支出はGoogle Playに対して大きなリードを維持しています。

 

 

米国は、Google Playの消費支出の伸びを大きく牽引し、また、消費支出における市場占有率で前四半期比および前年比ともに最大の増加率を記録しました。同市場占有率で米国の次に前四半期比で大きな増加率を示したのは、日本とフィリピンです。前年比増加率では、米国に次いでドイツとフランスが2位と3位につけました。

カテゴリー別でみると、Google Playの全世界消費支出における市場占有率で、前四半期比および前年比ともに最大の増加率を示したのは、「音楽&オーディオ」および「エンタメ」アプリです。これは、消費者がアプリの音楽および動画ストリーミングのサブスクリプションに登録し、お金を払って利用する傾向が拡大していることを示しています。手早く手軽でセキュアな利用体験は、ユーザーが場所を問わずコンテンツを消費できる点と併せて、他のチャネルに勝るモバイルアプリならではの利点です。

一方のiOSでは、「ヘルスケア/フィットネス」カテゴリーの消費支出が前四半期比で大きな増加率を示しました。これは、新年の誓いを立てる時期という季節的要因を反映すると同時に、フィットネスアプリのサブスクリプションに登録するという消費者行動の変化を示しています。またiOSの消費支出における市場占有率で、前年比と前四半期比ともに最大の増加率を示した国は、米国、イギリス、ドイツです。これら3カ国の伸びは、ますます多くの利点をもたらすアプリに進んでお金を支払う消費者が、アプリ市場の成熟に伴って大規模に増加していることを示唆しています。

 

アプリ市場にとって記録的な1年となった2017年に続き、2018年第1四半期に入ってもGoogle PlayとiOSは好調な勢いを示しています。2018年も引き続き消費者によるモバイルの受容が進んでいくのを見るのが楽しみです。

 

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2018 M04 11

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