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2016年の小売アプリの動向を振り返る

App Annie

2016年、モバイルアプリが小売業者の収益に大きな影響を与えた背景とは?

小売アプリは2016年に大きく成長し、過去最高のダウンロード数、収益、ユーザーエンゲージメントを記録しました。モバイルは2016年、小売業者のオンライントラフィックの44%を占め、売上全体の31%に貢献しました。App Annieは『2016年アプリ市場総括レポート』において、モバイル小売経済の全容を詳しく調査しました。レポートでは特に、「実店舗&オンライン併用型」と「デジタルファースト」の小売アプリのパフォーマンスを比較分析したほか、小売業界のかき入れ時である各商戦にモバイルが及ぼす影響を調査しました。

「実店舗&オンライン併用型」は、実店舗を手広く展開しているTargetUNIQLOのような企業のアプリで構成されます。「デジタルファースト」は反対に、AmazonWishのようなオンラインで突出したプレゼンスを築いている企業のアプリで構成されます。App Annieが分析した6カ国の市場(米国、イギリス、ドイツ、フランス、韓国、日本)すべてで、「デジタルファースト」アプリの月間セッション数と成長率は、「実店舗&オンライン併用型」を上回りました。

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ブラックフライデー、サイバーマンデー、「独身の日」のような季節商戦のおかげで、ますます多くのユーザーがモバイル機器を使って買い物をしたり、商品やセールの情報を調べたり、実店舗での買い物に役立てたりするようになっています。これら3つのセール日はすべて11月にあり、特売品を探している多くの買い物客を引きつけます。米国では、「ショッピング」アプリの利用時間が2015年から30%増加し、2016年11月に1億2500万時間を超えました。小売業者は競争で優位に立つため、こうした商戦のセール期間を当日以外にも拡大する傾向にあり、サイバーマンデー(ブラックフライデーの次の月曜日)は「サイバーウィーク」に変化しつつあります。

小売業者は、モバイルアプリを成功させる手立てとして、ブラックフライデーに先立つ1週間の広告出稿を増やし、アプリストアで見つかりやすいように説明、スクリーンショット、アイコンを最適化しました。また、米国のiOS App Storeにおけるダウンロード数の65%は検索から来ているため、多くのアプリが「ブラックフライデー」のフレーズを何らかの形で追加し、このキーワードによる検索結果の上位にアプリが表示され、ダウンロード数が増加するよう努めました。小売業者の広告を集約するアプリRetaleはそうした取り組みを一歩進め、アプリ名から「Retale」を完全に消し去り、「Black Friday 2016: Ads, Shopping Deals & Coupons」(ブラックフライデー2016:広告、セール、クーポン)に名称変更して、検索結果での表示順位を一気に上げました。

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中国、インド、韓国におけるモバイル小売は着実に成長し、ユーザーのスマートフォンにインストールされている「ショッピング」アプリの平均本数は2015年から増加しています。App Annieの『Intelligence』を使い、インドでの過去1年間における「ショッピング」アプリのダウンロード数を調査したところ、Google PlayとiOS App Storeを合計したダウンロード数は2015年から40%増加していました。このデータは現在、App Annieの『Store Intelligence』の全ユーザーに提供されており、世界アプリ経済をより完全に把握するのに役立ちます。ユーザーはこのデータを基に、国、カテゴリー、およびデバイス別にダウンロード数と収益の内訳を分析し、成長やトレンドを市場をまたいで長期的に追跡することが可能です。

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2016年のモバイル市場の概観についてより詳しくお知りになりたい方は、App Annie の『2016年アプリ市場総括レポート』をダウンロードして、動画ストリーミング、バンキング、ソーシャル、ゲームに影響を及ぼしたトレンドを読み解き、2017年の戦略策定にお役立てください。

ダウンロード(無料)

2017 M02 20

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