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リテールバンキングアプリの勘所

App Annie

今や銀行の顧客体験を決めるのはモバイルアプリです。ユーザー満足度の高いバンキングアプリから成功のヒントを読み解きます。

モバイルアプリが、銀行の利用や選択の仕方を大きく変えつつあります。金融取引にモバイルを利用する人の数は増えており、iOSとGoogle Playを合計した「ファイナンス」アプリのダウンロード数は、2016年第3四半期に前年同期比で45%の増加を記録しました。そうしたなか、ユーザー体験と顧客サービスがモバイルバンキングアプリにとって最も重要であることが、次第に明らかになっています。

App Annieの最新レポート『The Nexus for Retail Banking Apps — Stay Innovative or Lose Out to New Fintech Competitors』(リテールバンキングアプリの焦点――革新性を維持してフィンテックの台頭に打ち勝つ)では、モバイルバンキングにおいてアプリパブリッシャーが利用できるチャンスと、そこから利益を上げる方法について検証しています。

たとえば、リテールバンキングアプリは多くのサービスを提供しているものの、品質が犠牲になっていることが多いため、1つの機能に特化したフィンテックアプリの利用に価値を見出すユーザーが増えています。月間アクティブユーザー数(MAU)のランキングを見ると、上位3位のフィンテックアプリより順位が高いリテールバンキングアプリは、4つしかありません。このことは、モバイルバンキングアプリにはないサービスや、モバイルバンキングアプリを上回るサービスを提供するユーザー体験に注力しているアプリが、ユーザーを引きつけていることを示しています。

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リテールバンキングアプリの主要なユーザーはミレニアル世代で、2016年第3四半期には、1カ月あたりのセッション数が45歳以上のユーザー層を95%以上上回りました。しかし、こうしたユーザーの大半はモバイルリテールバンキングの全体的な体験に不満を感じており、フィンテックはそうした市場のすき間を突いてユーザーに訴求しています。何よりも重要なのは顧客体験です――フィンテックアプリは、リテールバンキングアプリにも搭載されているような各機能のユーザー体験を高めることで、従来のバンキングのあり方を根底から変えつつあります。リテールバンクは、こうした競合アプリの脅威を真剣に受け止め、シームレスなモバイルユーザー体験の実現に力を入れる必要があります。

フィンテックアプリは多くがオンラインファーストであり、リテールバンキングアプリが成功するための下地を築いてくれています。フィンテックアプリに目を向けることで、リテールバンクはユーザーから好評を得ている機能や要素を学び、自社のアプリに取り入れることができます。App Annieの最新レポートをダウンロードして、米国のリテールバンキングアプリの参考となるケーススタディやベストプラクティスをチェックしてください。

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2017 M02 8

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