調査ブログ

ブログを検索

Mobile App Strategy

モバイルブラウザと比較したアプリの優位点:ロイヤルティの構築

App Annie

アプリは企業が顧客ロイヤルティを構築するための、高度にターゲティングされたチャネルとして機能します。

 

どんなビジネスであっても、絶えず新規顧客を獲得していくよりも、既存顧客を放さないでいることのほうがはるかに収益に効果があります。繰り返し購入してもらえるだけでなく、友人や家族へ紹介するなどして、自然な形でブランドのリーチを拡大してくれることがあるからです。

そうした顧客の間でスマートフォン利用が増加するにつれて(上位国ではパワーユーザーのアプリ利用時間が1日3~5時間にものぼっています)、「モバイルは顧客ロイヤルティにどのように影響するのか」がますます問われるようになっています。わかっているのは、モバイルはとりわけモバイルアプリという形で、顧客ロイヤルティの大きな推進力となりうるということです。

App Annieは、モバイルアプリとモバイルウェブサイトの違いについて取り上げたレポートを公開しました。モバイルウェブとモバイルアプリの両方に使いどころ、使いどきがあることは言うまでもありませんし、また、この2つのアプローチは実際には互いを補完するものです。この点を踏まえたうえで、ここでは特にモバイルアプリと顧客ロイヤルティの関係について、留意すべきことをいくつかご紹介します。

 

アプリはマーケティング最適化の機会を提供し続ける、高度にターゲティングされたチャネルである

 

アプリならば、カメラやGPSといった端末の搭載機能を利用して、魅力的な体験を生み出すことができます。特にその点を考慮するならば、すべてのアプリは、カスタムチャネルとしての機能があり、ゆえにマーケティング担当者にとって特に大きな価値を持つものということになります。例えば、アプリならば、ユーザー行動に即して画像や動画を含むプッシュ通知を送信することができ、特にトリガー配信によるプッシュ通知は際立って高いROIをもたらします。企業が手間をかけて個別に対応していることがユーザーに伝われば、それがロイヤルティに大きな違いをもたらす可能性があるのです。そこに効果的な手法に関するデータが加われば、ターゲティングとメッセージを継続的に最適化し、効果をより一層高めていくことが可能です。

 

アプリへのロイヤルティはアプリの利用状況データから明らかである

 

スマートフォンユーザーがアプリとモバイルウェブ、それぞれに費やす時間を比較すると、その差は歴然です。App Annieの分析では、ネイティブアプリの利用時間は、ブラウザの7倍にのぼっています。もう少し詳しく見ると。2017年上半期、全世界のAndroidユーザーは、利用時間では88%が、またセッション数では93%がアプリでした。今や消費者は、スマートフォンと言えばアプリであって、ブラウザではないのです。そして、マーケティング担当者なら誰しも知るとおり、オーディエンス候補の関心を得るためには、彼らがいる場所へ出向いていって、彼らの求めるものを提供しなくてはなりません。消費者がアプリ全般にロイヤルティを示しているのは明らかです。そこから特に自社アプリ(そして自社ブランド)へのロイヤルティを構築することが、マーケティング担当者の責務と言えます。

 

消費者のロイヤルティはアプリへの移行で発揮される

 

スマートフォンにおいて、モバイルアプリはモバイルウェブを利用時間で大幅に上回り、またセッション数の大半を占めていることが、おわかりいただけたと思います。また、ユーザーの多くが1日2時間以上アプリを利用し、上位20%のユーザーでは1日4時間を超えているなど、アプリの利用時間自体が、相当な時間になっていることもわかっています。しかし、とりわけ興味深いのは、顧客がウェブからアプリへ移行すると、購買頻度が高まるケースが見られることです。例えば、食品配達アプリのJust Eatがそうでした。また小売分野では、優れたデザインのアプリによって実店舗への客足が増えるケースがあります。その実例である日本の小売アプリMUJI passportの場合、実店舗が購買額でオンラインストアを上回っていることが少なくありません。

現在、アプリは顧客ロイヤルティの獲得にきわめて重要な存在です。消費者はスマートフォン利用時間の大半をアプリに費やしていますし、利用するブランドは最低1つはアプリを出しているものだと考えるようになっています。顧客に適切なタイミングで関連性の高いメッセージを送ると、企業は顧客ロイヤルティを獲得するチャンスがそれだけ高まります。アプリはいま、その極めて有効な手段なのです。それには、アプリのオーディエンスが明確でなければなりません。そのオーディエンスに合った方法でメッセージを送り、購買を手軽にする洗練されたユーザー体験を提供し、データに基づいてマーケティングを継続的に最適化することが求められます。

 

最新レポート『モバイル戦略にアプリが必要な理由』の全文をダウンロードされたい方は、以下のフォームにご記入ください。弊社会員の皆様は、フォームへの記入なしですぐにレポートをご覧いただけます。

 

[!b!/]

2017 M11 4

Mobile App Strategy

関連するブログ記事はこちら