調査ブログ

ブログを検索

Mobile App Strategy

アプリマーケティングを始める前に定義すべき3つのポイント

App Annie

ユーザー獲得戦略では目標となる指標を決め、その最適化戦略を決めることが重要です。参考となる3つのポイントを取り上げます。

平均セッション時間、週間アクティブユーザー数(WAU)、広告インプレッション数、他の利用アプリ、支出額など、アプリに関して測定できる重要なデータは無数に存在します。しかし、新規ユーザーの獲得とエンゲージメントの強化においては、どのような指標を測定し、それにどう対処するかを明確に定義することが、成功を収めるうえで不可欠です。   

競合アプリのデータがユーザー獲得に重要であることはすでにご紹介しましたが、そのときに学んだことがここでも役に立ちます。また、それと同じくらい重要なのが、ユーザーにどのような行動を求めるかということで、これはアプリごとに異なります。App Annieの『アプリマーケティング入門ガイドブック』では、このプロセスを段階別に解説していますが、今回の記事では、最初に答えを出すべき3つの疑問について取り上げます。

どのユーザー行動がビジネスに最も影響を及ぼすか?

第1のステップは、ユーザーに促したい行動と、それが自社のビジネス目標に及ぼす影響を明らかにすることです。たとえば、Airbnbにとって重要なユーザーエンゲージメントは、Snapchatとまったく異なります。Airbnbは1日の予約室数を測定していますが、これは収益に直接影響する指標だからです。ユーザーの1日あたりのセッション数や、週1度しか利用していないといった指標は、彼らにとって重要ではありません。しかし、Snapchatのビジネスモデルにとって、1日の利用回数は重要な指標です。彼らの目標はユーザーの関心を引くことであり、それがアプリ内広告から得られる収益額に影響するためです。Snapchatのビジネスでは、ユーザーに1日に何度もアクセスしてもらい、長時間利用してもらうことが重要なのです。

重要な指標はアプリによって異なります。Airbnbが測定しているのは1日の予約室数、
Snapchatが測定しているのは1日の利用回数です。

たいていの場合は、測定すべき主要なユーザー行動を1つだけ選ぶことになるでしょう。しかし、Starbucksのような小売アプリでは、アプリ経由でドリンクを注文する行動だけでなく、ユーザーが店舗で商品を直接購入するために最寄りの店を探す行動も重要になる可能性があります。

どのイベントや行動を最適化の対象にすべきか?

ユーザーにとってもらいたい行動や望ましい行動を定義すると、それに合わせてキャンペーン全体を最適化しやすくなります。一般に、成功を測る強力な指標を求める場合は、インストール数以外のものに目を向けましょう。優れたマーケターはたいてい、自社アプリの目的に合った目標を設定しています。また、ユーザーをコーホート別に分析しています。

コーホートとは、同じ特性(支出額、地域、デバイス、参照チャネルなど)を有するユーザー集団のことで、望ましい行動をとる見込みが高いユーザーに的を絞るための手がかりになります。コーホートを分析すれば、自社の目標に合いそうにないユーザー集団に時間や予算を費やす必要がなくなります。   

以下に、コーホート分析に役立ちそうな指標をいくつかご紹介します

  • 獲得単価(CPA):ユーザー一人獲得するのにかけられるコスト。望ましいアクション(ユ ーザー登録、アプリ内課金、ニュースレター登録など)を実現するためのコストを測定す るための指標。
  • 顧客獲得単価(CAC):期間中にかけたマーケティング費用の合計を、獲得した総ユーザー 数で割った数値。
  • ユーザーあたりの平均収益(ARPU):特定期間の総収益を総ユーザー数で割った数値。
  • 顧客生涯価値(LTV):各ユーザーがアプリをインストールしてから使わなくなるまでにもたらす価値の総額。

これは検討に値する指標のごく一部で、App Annieのガイドブックでは、ほかにも有益な指標の例を挙げています。試しに複数の指標を追跡してみると、自社のビジネス目標に最も合致したものが見つかるでしょう。

特定の行動を促すために最適化できるものとしては、ほかにもインセンティブがあります。自社にとって重要なイベントが食品の配達である場合は、初めて利用するユーザーに無料配達サービスや割引サービスを提供するとよいでしょう。 このようなやり方は効果のあることが実証されています。実際、アプリパブリッシャーは、トライアル期間や大幅値引きといった利用促進策を頻繁に利用しています。もちろん、ユーザー行動を促進しつつ、収益に悪影響を及ぼさないサービスや値引き策が見つかるまでには、多少の試行錯誤が必要になるかもしれません。

最高の結果を得るには、最適化したいイベントや行動を、キャンペーンのあらゆる段階でメッセージの中心に据えるようにしましょう。このような一貫性をもたせることで、ユーザーが自社アプリを記憶にとどめ、利用してくれる可能性が高まります。

その指標を繰り返しテストしたか?

 

成功の定義は、アプリによって異なるだけでなく、自社の当初の想定とも異なってくる可能性があります。だからこそ、自社アプリのユーザーと彼らがアプリに求めるものについて問いを立て、仮説をテストすることが、新たな(そして収益を拡大させる可能性のある)やり方で成功を収めることにつながるのです。

ユーザー候補に向けて行うマーケティングでは、彼らに促したい行動を明確に定義する必要があります。そしてその定義は、自社のユーザーを観察し、彼らのニーズにより一層応えようと変更を加えることで初めて見えてくるのです。

自社のアプリマーケティング戦略を構築する準備はできましたか?App Annieのモバイルアプリマーケティングの基本ガイドをダウンロードして、自社の戦略に応用できるベストプラクティスを見つけてください。

ダウンロード(無料)

2017 M04 24

Mobile App Strategy

関連するブログ記事はこちら