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Mobile App Strategy

飲食アプリの企画・開発で気をつける9つのポイント

App Annie

消費者の日常に浸透しつつある飲食アプリ。その企画と開発において重要な9つのポイントを紹介します。

ほぼすべての業界の企業が、顧客体験を高めるためにモバイルアプリを採用しています。クイックサービスレストラン(QSR)では特に、ブランド認知度を高め、顧客をエンゲージし、収益の増加につなげるためにモバイルアプリを活用しています。新しいQSRアプリを開発していたり、既存のアプリの改善を検討していたりする方のために、App Annieは今回、他のアプリより先を行くための9つのポイントをまとめました。

1.総合的なデバイス体験に悪影響を与えない

多くの人にとって、モバイルデバイスは日常生活に欠かせないツールになっています。大切なバッテリを湯水のように消費するアプリは、誰からも受け入れられません。そこで、自社のアプリが位置情報サービスをどのように利用しているのかに注意しましょう。位置情報サービスがバックグラウンドで常に動いていると、バッテリがすぐに消耗してしまいがちです。その代わりに、アプリが使用されているときにだけユーザーの位置情報にアクセスするように設定すれば、バッテリ寿命(そしてユーザー体験)を損なわずにすみます。また、ユーザーのエンゲージを高める目的でのプッシュ通知の利用も、慎重に検討しましょう。通知でユーザーを煩わせると、自社アプリ、そして自社ブランド全体が敬遠されてしまう可能性があります。

2.信頼を築き、強化する

ブランドの信用を確立および維持し、アプリを快適に利用してもらうためには、ユーザーの信頼を獲得することが重要です。ユーザーは、自分のプライバシーを守ることにますます気を配るようになっています。価値を提供するために必要最低限な情報のみを収集することを心がけましょう。この取り組みをさらに進めるには、ユーザーの情報を利用して何を行い、何を行わないかを説明し、透明性を確保しましょう。

Pretzel Perks Auntie Anne's

Auntie Anne’s のPretzel Perksは、重要な情報のみを尋ねることで、サインアッププロセスを簡素化しています。

3.好意に報いる

QSRアプリを積極的に利用するメリットを消費者に示します。ポイントプログラムを通じてポイントや他のインセンティブを付与し、アプリ限定の特別オファーやプロモーションを提供しましょう。

Dunkin Donuts DD Perks

Dunkin’ Donuts は登録を行った新規ユーザーにドリンク1杯無料クーポンをプレゼントしています。

4.基本を押さえる

手堅いユーザー体験を提供することが重要です。QSRアプリは、ユーザーが持っている他のすべてのアプリと比較されることになりますが、その多くは洗練された完成度の高いものです。QSRアプリは、うまく構成されていて、直感的に行き来でき、見た目がスマートで、ブランドイメージに合った外見と中身を備えていなくてはなりません。QSRは幅広い消費者に訴求する業態なので、そのアプリはITに詳しくない人を含む多様なユーザーに合わせる必要があります。アプリの機能やプロセスにA/Bテストを実施して、ユーザー体験を最適化しましょう。

5.メニューと商品を見せる

レストランというビジネスの中心は何と言っても食べ物です。最高のQSRアプリを目指すなら、すべての商品と選択肢をそろえたメニューを用意し、整理されていて見やすいデザインと、ブランドイメージに沿った魅力的なビジュアルを提供しましょう。加えて、メニューでは新商品や季節限定の商品、特別セットや割引商品を目立たせます。メニューに載せる商品にはすべて魅力的な写真とキャッチーな説明を添え、ブランドを強力に伝えましょう。

Taco Bell App Menu

Taco Bell は各メニューで可能なカスタマイズをわかりやすい画像付きで説明しています。

6.デジタルと実店舗をシームレスに連携させる

QSRアプリは顧客の利用体験の広い範囲で重要な役割を果たすことが可能であり、そうあるべきです。しかし、そのためにはユーザーのデバイス上でうまく機能するだけでは足りません。顧客の体験を完璧なものにするためには、適宜さまざまなタッチポイントとシームレスに連携する必要があります。技術、プロセス、そして従業員の力でシステムを通して一貫したエンドツーエンドの体験を実現するようにしましょう。

Nando's App Locator

Nando’s は簡単にオンラインから商品を購入したり近くの店舗を見つけたりできます。

7.Apple PayとAndroid Payに対応する

支払い処理を扱うQSRアプリは、決済の選択肢を幅広く提供するべきで、特にApple PayとAndroid Payへの対応が望まれます。重要な情報を自動的に入力してレジの処理を効率化してくれるので、顧客は決済情報を手入力する必要がありません。またそれにより重要な情報が1カ所に集まり、顧客の安心感が高まります。

Dunkin Donuts Apple Pay
Dunkin Donutsはユーザーに決済の選択肢を複数提供しています。

8.Apple Walletとの統合

搭乗券、チケット、クーポンといったデジタルアイテムの整理に、iOSユーザーの間でApple Walletの利用が増えてきており、QSRアプリは、特にポイントカードと支払いカードでApple Walletにも対応するべきです。店舗での商品の購入やリワードの引き換えが簡単になり、ユーザー体験が全体的に向上します。

 

9.デバイスの新しい機能を活用する

今日のモバイルデバイスに組み込まれているハードウェアとソフトウェアの機能を活用し、独自のやり方で記憶に残る体験を作り出すことを模索しましょう。最新の機能強化の動向を押さえていくことで、自社のQSRアプリを競合アプリと差別化し、ユーザー体験を拡大する新たな可能性を切り開くのに役立つはずです。

Shake to Pay Starbucks

Starbucks のアプリで、ユーザーは手を振って決済できます。

QSRアプリの開発では、顧客との新しい関わり方を検討しつつアプリ内の体験をシンプルでわかりやすいものに保ち続けることを、取り組みの中心に据えるべきです。QSRアプリの影響とフードサービス業界の重要トレンドについては、App Annieの最新レポート「米国におけるQSRアプリの状況」でさらに詳しく学ぶことができます。

レポート(英語)をお読みになりたい方は、下記のボタンをクリックして下さい。

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2016 M09 12

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